'05北海道ツーリング


7月15日


仕事を早々と終わらせ舞鶴に向けて出発する
今回は村田さん(V-MAX)と藤もっちゃん(KDX315)の3人で北海道を目指す
フェリー乗り場のすぐ近くの信号で一人のライダーが隣に止まった
そのRF900のタンデムシートにはツーリングバッグと銀マット
明らかにこれからフェリーに乗り込む様子
「こんばんわ。北海道へ行くの初めてなんですけどフェリー乗り場はどこですか?」
と話しかけられた
「この先まっすぐ行ったところにあるんですけど、コンビニでいろいろ買い物しておいたほうがいいですよ
これから僕らもコンビニによるんで一緒にいきませんか?」
「そうします!」
とRF乗りは答えて一緒にコンビに
ヘルメットを脱ぐとそのRF乗りは気のよさそうなおじさんだった。
一緒にコンビニでインスタント食品やらを買い込んでフェリー乗り場へ
乗船手続きを済ませてフェリーに乗船
とりあえず風呂に入りこれからのツーリングの成功を祈願して乾杯
同じ部屋に陣取ったさっきのRF乗りも交えて宴会
話を聞くとなんと学校の校長先生で、初の北海道ツーリングとのこと
明日は一日フェリーだと思うとついつい飲んでしまう
気持ちよくなってきたところで部屋に戻って眠る


7月16日


長い長いフェリーの中
ビール飲んだり地図見たり風呂は行ったりゴロゴロしたり
だらだらしながら一日を過ごす
そしてPM10:00に小樽に到着
今までは朝5時に到着していたので、走る気満々で北海道に上陸していたが
今回は夜の到着ということでこれまでよりはローテンションで上陸する
とりあず近くの石狩浜キャンプ場へ向かう
校長先生も一緒だ
キャンプ場につくと土曜日ということもあり混雑していた
同じフェリーで北海道に上陸したと一緒に酒を飲む
テントの中に入っても周りは騒がしく、若い子達が騒いでた
煩いな〜と思いながら眠る


7月17日


朝起きるて気づいたのだが、とても海が近くにあった
走りたくてうずうずしているので早めにテントをたたんで北に向けて走り出す
途中で雲行きが怪しくなり霧雨になる
最北端まで行ければな〜と思っていたが、早めに宿を探すことにする
雨の中テントを張るのは嫌なので兜沼のバンガローを予約する
午後4時くらいに兜沼のキャンプ場に到着
なんとか雨も上がったのでバンガローに荷物を置いて近くを散策する
ちょうどいい草原があったので走り行く

雨のせいで草が湿っていてとてもスリッピー
でもタイヤが滑るのがとても楽しい
はじめは藤もっちゃんと二人で走っていたが
村田さんを煽ってV-MAXも草原を走る
最初は恐る恐る走っていたが少し慣れてきて
スピードが上がってきたと思ったらV-MAX転倒!!
シフトペダルがあらぬ方向に!!
キレ気味の村田さんをなだめてみんなで修理
なんとか元の形に近くなりました
よかったよかった


7月18日


朝起きると晴れていた!


利尻と礼文を左手にオロロンラインを走り最北端を目指す


宗谷岬手前で国道を逸れて景色を楽しみながら最北端へ


宗谷で昼食を取り浜頓別へ
ここで校長先生とはお別れになる
短い時間しか一緒にいなかったけど別れとなるとやはり寂しいものだ
名寄で赤い旗をもらうために立ち寄ったバイク屋で3人組の女の子に出会った
バイクが壊れたのでこのバイク屋でバイクをレンタルして
ツーリングを続けるとのことであった
しかも借りたバイクというのが250ccのセルなしトライアル車であった
なかなかエンジンがかけられなかったのでかけてあげたら
ありがとうと言って
そのまま出発していった
次にエンジンかけるとき自分でかけれるんやろかと思いながら見送った
そして和寒サーキットの傍にあるキャンプ場に到着
ここは先日全日本モトクロス選手権が開催された場所
北海道に来たら是非とも行ってみたかった場所だ
お楽しみは明日にとっておくことにする

7月19日


朝からサーキットに行ってみる
誰もいなかったので少しだけ走ってみる
ここのコースはアップダウンが激しくなかなか楽しそうなコースだった
でもやっぱりオンロードタイヤじゃ思うように走れず上りでスタック
ジャンプもこれで精一杯


藤もっちゃんと二人でプチレースをして遊ぶ


もっと走りたい気もしたがツーリングを続ける
旭川をパスし天人峡へ
羽衣の滝は思いのほか美しかった
そして美瑛へ
写真をいっぱい撮ろうと思っていたのに雨が降り出した
偶然にも俺の時計と村田さんの時計の電池が切れて止まってしまったので
美瑛の時計屋で電池交換してもらう
近くの定食屋で昼食をとっていると雨も上がった
これはチャンスとばかりに美瑛を散策する
そして富良野に向けて出発
行く先は明らかに雨が降っているのであろう雨雲があった
案の定雨が降ってきた
しかも土砂降り
少し雨宿りしたが止みそうも無いので出発する
びしょ濡れになりながらライダーハウスロッジ縁に到着
風呂付ということでこのライダーハウスにしたのだが
ここの風呂には度肝をぬかれた
風呂場、脱衣所共に屋根がなかった
北海道らしさを満喫するためにこんな風にしているのかも知れないが
雨の日はちょっときつかった
一緒に泊まっているライダーの話を聞くと
ここはすべてオーナーの手作りだそうだ
すごいな〜と感心する一方で風呂にもう少し力を入れて欲しいと思った

7月20日


朝起きると雨が上がっていたので狩勝峠を走る
この辺まで来ると太陽が顔を出した
晴れた狩勝峠を走るのは初めてだったのでテンションがあがる
北海道の雄大さが身にしみる景色だった
V-MAXにゴリ押しで林道を走ってもらい糠平湖畔のめがね橋に到着


足寄の交差点で偶然校長先生とすれ違う
近くの道の駅にバイクを止めて再会を喜ぶ
そして阿寒湖畔のアイヌコタンへ
ここには北海道に来るといつも立ち寄るお土産屋「熊の家」に立ち寄る
コーヒーをご馳走になりながらアイヌの楽器"ムックリ"を練習する
なかなか上手く出来ないので購入して練習することにする
北見を抜け本日の宿泊地サロマ湖畔の船長の家へ到着
見た目は普通の民宿だが中身はとてもきれいだった
なんといってもここの目玉は夕食のかに尽くし!
獲れたての海の幸が次々と出てくる
しかもどれを食べても上手い!
腹がはちきれるほど上手いものを食べれて気分は最高
しかも布団で寝れるなんて!!
とても贅沢をしている気分になった


7月21日


さすがは船長の家
朝食も海の幸づくし
近くのお土産やで土産を買い込む
ここの料理は最高やったな〜と言いながら出発する


網走を過ぎたあたりで財布を船長の家に忘れたことに気づく
船長の家に電話するとフロントで預かっているとのこと
一安心しとりあえず二人は先に進んでもらって一人で取りに帰ることに
さっき走った道をまた引き返し財布を取り戻す
二人にはだいぶ差をつけられてしまったが、一人でのんびり写真を撮る


途中の農家でジャガイモを買って友人に送る
そこで斜里の直線が見渡せるベストスポットを教えてもらう
行ってみるとなるほどすごい眺めであった
今まで見た中で一番遠くまで直線道路が見渡せた


知床はパスするつもりだったが「快晴やで〜」
との情報につられてまわる事にする
途中おしんこしんの滝を上から見て快晴の知床峠を走る
そして開陽台と二人と待ち合わせる
からまつの湯で今日の疲れを癒す


そして本日の宿泊地である多和平に到着

7月22日


今日は多和平にテントを張りっぱなしで道東を周ることにする
摩周湖、神の子池、男鹿の滝を見る
斜里経由で林道の中にある薫別温泉を目指す
ここは以前行こうとしたが見つからずあきらめた温泉である
今回もやはり迷ったがたまたま温泉の近くに地元の人がいたので道を聞く
やっとの思いでたどり着いた薫別温泉


しかし、熱くて入れない
バケツで川の水を汲んでお湯を冷まそうとしたが
何度やっても熱いままで結局熱いのを我慢しながら15秒だけ入るのが限界だった
これぞ北海道と言うフラットなロングダートを駆け抜ける


ダートを走らないと見れない景色に出会う


やっぱり北海道はオフ車やな〜と改めて思う
多和平に帰る途中、夕焼けが見れそうなので開陽台によってみる
早くしないと太陽が沈んでしまう〜と思いながらアクセルを開ける
しかしついたときには既に日が沈んだ後だった 残念


7月23日


今日がいよいよ最後の一日
夜のフェリーに乗らないといけないのであんまりのんびりしていられない
いそいそとテントをたたみ出発する
途中でまた熊の家に寄って上達したむっくりを演奏してみせる


帯広のぱんちょうで豚丼を食べて札幌へ
らっきょのスープカレーを食べる


そして小樽からフェリーに乗り込み帰路につく